教育学部

英語民間試験だの、数国の記述式だの、散々騒がれた共通テスト。結局は文科大臣の「身の丈」発言で自滅しちゃった。今度は9月入学の話が出てきたが、こちらも経済界のご意向で危うく強行されるところだった。いつもいつも、大人の事情に振り回されて影響を受けるのは学生だっていうこと、分かってやっているのでしょうね?

基礎教育学コース

教育について、哲学・歴史・人間学・臨床哲学など広く人文科学的な手法を用いて研究するコースである。そのため科目も哲学・文学など文学部に似通ったものが多く、また文学部の授業を取る学生も多いようである。研究対象が広いため比較的個人の好みに沿って科目を選択することができ、人文的な観点から教育を研究すればテーマは何でも良いと言えそうだ。また、昨年志望者数が急増したため、一昨年以前より点数が高かった可能性が高いことを留意しておこう。

段階 科類 2020 2019 2018 2017 2016 2015
定員 志望者 内定者 底点 底点 底点 底点 底点 底点
1 文Ⅲ 9 17 9 70.5 71.0 72.0 70.6 71.6 #56.6
全科類 3 14 3 70.0 70.0 70.0 69.0 68.3 #60.7
2 文Ⅲ 4 28 4 * * * 70.3 68.1 71.5
全科類 3 69 3 * * * 68.2 66.4 69.9

比較教育社会学コース

よく分からないコース名になっているのは「比較教育学」と「教育社会学」を1994年のコース再編の際に一緒にしたからだそうである。どちらの学問も社会科学的なアプローチから教育を捉える学問である。3年時の必修科目「教育社会学調査実習I~IV」はアンケートをとって社会調査を実際に行う科目であり、非常に大変な科目であるが醍醐味でもあるようだ。尚、例年は五月祭で研究発表を行っているが、今年はどうするつもりなのだろうか。

段階 科類 2020 2019 2018 2017 2016 2015
定員 志望者 内定者 底点 底点 底点 底点 底点 底点
1 文Ⅲ 8 12 8 77.0 77.5 77.0 78.4 75.9 #74.3
全科類 3 7 3 77.5 74.0 76.5 76.7 74.7 -
2 文Ⅲ 3 27 3 * * * 71.7 73.8 74.3
全科類 2 60 2 * * * 73.1 64.0 #56.6

教育実践・政策学コース

コース名からは文科省の教育政策について研究・批判するコースだと思われがちだが、実際には教育行政、図書館情報学など幅広い分野を含む。中でも図書館情報学は人々の「知」の創造と利用形態を扱う学問であり、「知のプロフェッショナル」になるにはどうすれば良いか、ここで学べるのだろう。かつては教育学部の中でも最も底点が高かったが、最近低迷しているのは教育行政の失態が続き優秀な学生に見限られたからか。宿敵文科省に就職する人は多少いる程度であり、文科省に入りたいだけなら法学部の方が良いと思われる。

段階 科類 2020 2019 2018 2017 2016 2015
定員 志望者 内定者 底点 底点 底点 底点 底点 底点
1 文Ⅲ 10 19 10 76.0 76.0 77.0 78.4 75.9 #74.3
全科類 5 14 5 73.0 75.0 76.5 76.7 74.7 -
2 文Ⅲ 4 28 4 * * * 71.7 73.8 74.3
全科類 4 62 4 * * * 73.1 64.0 #56.6

教育心理学コース

心理学の手法で教育を研究するコースである。「東大入学まで何の挫折もしてこなかった人間に、誰の心理がわかるというんだ」という外部からの批判が来るかもしれないが、ただの負け惜しみなのでスルーしよう。心理学ということもあり統計学、脳科学など理系の学問も重要になってくる。底点も教養学部並みに高いが、駒場のうちに積極的に理系科目を受講しておくことが望まれる。

段階 科類 2020 2019 2018 2017 2016 2015
定員 志望者 内定者 底点 底点 底点 底点 底点 底点
1 文Ⅲ 8 15 8 80.0 83.0 79.5 75.9 77.5 77
理科 2 8 2 80.5 81.5 77.5 68.4 73.6 57.3
全科類 3 17 3 78.0 84.0 79.0 75.5 76.3 73.7
2 文Ⅲ 4 20 4 * * * 74.3 73.3 71.8
理科 2 18 2 * * * 62.0 70.0 -
全科類 1 52 1 * * * 72.0 72.6 71.5

身体教育学コース

教育学部の中でもいろいろな意味で異端のコースである。第一に指定科類がないこと。ただし、底点は低いので気にならない。第二に女子率の低さ。例年女子は1、2人程度しかおらず、女子が半数以上である教育心理学コースとはかなり様相が異なる。第三に研究内容。卒業論文のタイトルを見ても教育学らしさはあまり感じられない。とはいえ研究水準は他のコースと同様に高く、ここでの研究内容が運動部の実績にある程度貢献しているのだろう。

段階 科類 2020 2019 2018 2017 2016 2015
定員 志望者 内定者 底点 底点 底点 底点 底点 底点
1 全科類 11 6 6 #53.0 63.0 60.4 60.9 57.4 53.9
2 全科類 10 43 8 * * #57.2 59.2 #49.5 46.3
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